子どもたちのインターネット利用について考える研究会、第二期活動報告書を公開

2010.01.22

 

〜安全な利用の前提となる、子どもたちの「段階的な」ネットデビューのあり方を具体的に提案〜

 

 学識経験者や保護者・学校関係者で構成される専門家会議「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(座長:お茶の水女子大学 教授 坂元 章、以下「子どもネット研」)では、子どもたちがインターネット利用を始める際の、望ましい手順や身につけるべき能力をまとめた「段階的利用モデル」を、第二期(2009年3月〜12月)の研究課題と定め、検討を続けてきました。この検討結果と活動内容を報告書としてとりまとめ、子どもネット研のウェブサイト上で本日より公開することをお知らせいたします。またこの「段階的利用」を前提とした保護者向け教材「小中学生のお子さんを持つ保護者のためのインターネットセーフティガイド」(前・後編の2部構成)も、本日より同ウェブサイトでのダウンロード提供を開始します。

 

 子どもたちがインターネットを安全に活用できるようになるまでには、想定されるリスクを回避するだけでなく、知識の習得やさまざまな経験が欠かせません。しかしその具体的な進め方について、保護者向けの情報提供は十分とはいえないのが現状です。今回子どもネット研が提案する「段階的利用」モデルは、インターネットデビューの過程を大きく4ステップに区分し、利用できる範囲や求められる能力を具体的に整理することで、保護者自身の学習や判断を支援しようとするものです。

 また、「段階的利用」モデルについての保護者の理解を助けるために、セミナー形式でのモデル教材を合わせて制作しました。今後、子どもネット研では、この教材をベースに、PTAや地域NPOとの協業を進めることで、子どもたちのより安全なインターネットデビューを支援していきます。

 「段階的利用」モデルについて記載した子どもネット研第二期活動報告書および、モデル教材「小中学生のお子さんを持つ保護者のためのインターネットセーフティガイド」は、いずれも子どもネット研のウェブサイトからPDFデータのダウンロードが可能です。

 

 詳細につきましては以下をご覧ください。

 

| 活動内容一覧へ戻る |

ページ上部