保護者向け研修 葛飾区立小学校PTA連合会第7ブロック主催「平成22年度小学校PTA第7ブロック研修会」 実施レポート

 今回の研修会では、近年問題とされている、携帯電話等の利用トラブルを防止するために、子どもたちのネット問題についての保護者の理解を深めようという狙いから、子どもネット研事務局に研修講師のご依頼をいただきました。

 この問題について話を聞くのは初めてという方も多いとのことで、今回は「子どもたちのケータイ利用の本当のリスク〜いま、保護者が知っておかなければならないこと〜」と題し、インターネットの特性から小中学生に人気のある双方向型サービスの特徴やトラブル事例などを交えながら、保護者のみなさんに理解しておいていただきたい基本的な事柄を中心にお話しをいたしました。

 

主催 葛飾区立小学校PTA連合会第7ブロック
協力 子どもたちのインターネット利用について考える研究会 事務局
日時 平成22年10月17日(日) 10時00分〜12時00分
場所 末広小学校 体育館
来場 保護者のみなさん 139名

 

当日の様子

講演当日写真1

 冒頭、葛飾区立末広小学校PTAの丹羽会長よりご挨拶と、研修会の開催目的として、日々進化する携帯電話について、子どもたちがどのように利用しているか、またそれに伴うリスクと、保護者がどのような対策をとったら良いのかを正しく知るための企画であるとのご説明がありました。

 

 研修会本編では、子どもネット研で担当する他の講演同様に、今回も内容を大きく三部構成に分け、まず第一部として「子どもたちのネット利用を正しく理解」するべく、子どものネット利用の特徴や、ブログ・プロフなどの所有率やインターネットの利用時間などのアンケート結果を通じて、保護者のみなさまの利用との違いなどをご説明しました。大人は主に情報を受信する為にインターネット利用をするが、子ども達は自らブログなどへ情報発信も行うことなど、親子の認識ギャップの根本部分について、参加者に気づいていただくことができました。

 

講演当日写真2

 第二部では、なぜ子どもたちがネットに夢中になるのか、人気のサービスを実際に見ていただくと同時に、それに伴う実際のトラブル事例を紹介し、子どもたちの心理と悪意ある大人の心理が重なり合うポイントなど、子どもたちのネット利用に伴うリスクをより具体的にご説明しました。 第三部では、これまでの内容を踏まえ、保護者が取り組むべきこととして、子どもを守るための公的機関の取り組みや、携帯キャリアが取りそろえる子ども向け機器、フィルタリングの役割などをご紹介するとともに、子どもネット研が提唱する四段階に分けた望ましいネットデビューの進め方についてご説明いたしました。

 

 第三部では、実際に保護者が取り組むべきこととして、子どもを守るための公的機関の取組みや、携帯キャリアが取りそろえる子ども向け機器、フィルタリングの役割などについて解説すると共に、子どもネット研が提唱する4段階での「望ましいネットデビュー」の具体的な内容をご説明いたしました。

 

講演当日写真3

 研修会終了後に実施したアンケートでは、「子どもを取り巻くインターネット環境の問題点を理解することができた。子ども自身のコミュニケーション能力や品位を育てていかなければならないと痛感した。」や「まだ携帯電話を持たせていないが、必要になった時に参考にしたい。」などといったご意見を数多くいただきました。今後ともこのような研修会を通じて、より多くの保護者に、各家庭での取組みのヒントとなる情報をご提供できるよう、子どもネット研事務局として引き続きカリキュラムの拡充、改善等に取り組んで参りたいと思います。

 

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