「第2回 子どもの携帯電話利用を考える全国市民会議 in 奈良」にて講義を担当

保護者や自治体関係者の全国会議にて「段階的利用モデル」を紹介

2011.02.23

 

〜子どもネット研、「第2回 子どもの携帯電話利用を考える全国市民会議」にて講義を担当〜

 

 「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(座長:お茶の水女子大学 教授 坂元 章、以下「子どもネット研」)は、第二期活動成果である「段階的利用モデル」の紹介を、2011年2月26日に開催される「第2回 子どもの携帯電話利用を考える全国市民会議」(主催:ぐんま子どもセーフネット活動委員会および青少年を有害環境から守る奈良コンソーシアム、後援:奈良県)にて実施することをお知らせします。

 

 インターネットが社会の隅々まで浸透をし始めた今、成長途上にある子どもたちをインターネットからただ遠ざけていては、安全な利用方法を身につけさせることは出来ません。また逆に、子どもたちの知識・経験や発達段階を考慮に入れず、大人と同様の範囲の利用を最初から許したのでは、大きな事故やトラブルの被害につながる恐れがあります。これら両者の中間的な考え方として、教育工学分野の専門的な知見を生かし、またフィルタリングなど、実際に提供されている各種のサービスの利用を前提に提唱されたのが「段階的利用モデル」です。

 

 保護者などを対象に実施している子どもネット研の啓発セミナでは、子どもたちのインターネット利用リスクを具体的にお伝えするだけでなく、個々の保護者が取り組むべき方向性として「段階的利用モデル」をご提案しており、多くの参加者から高い評価をいただいています。

 

 今回の会議では、子どもネット研事務局担当者が「段階的利用モデル」の概要について講義を担当します。会議には、一部自治体の運営するインターネット利用リスク啓発活動支援制度の一環として認定された市民インストラクターや、学校関係者、行政担当者が多数参加します。講義の参加者から寄せられた質問や要望は、段階的利用モデルの普及啓発手法などの改善に役立てられます。

 

 子どもネット研では、子どもたちのインターネット利用問題を解決する主役は、第一に個々の保護者であると考えており、保護者が主体となって課題を共有し、解決の方向性を探るという趣旨で開催される今回の会議にも協賛をしています。今後も、全国各地の保護者等による同様の活動に対しては、積極的な連携や支援を行っていく予定です。

 

子どもの携帯電話利用を考える全国市民会議 in 奈良

主 催 ぐんま子どもセーフネット活動委員会および青少年を有害環境から守る奈良コンソーシアム
後 援 奈良県
日 時 2011年2月26日 午後1時〜5時半
場 所 奈良市中部公民館
来 場 一部自治体が運営する啓発活動支援制度等により認定された市民インストラクターや、行政関係者など計100名強(全国約20自治体から参加予定)
詳 細

 

| 活動内容一覧へ戻る |

ページ上部