人権学習指導者向け研修 「東京都教育庁 平成21年度 人権学習指導者研修」 実施レポート

 平成22年2月5日、東京都教育委員会主催の「平成21年度 人権学習指導者研修」が東京体育館第二会議室で行われました。

 研修は2部構成で行われ、第1部では、子どもたちのインターネット利用について考える研究会(以下、子どもネット研とする)の坂元章座長より「メディアを有効活用するために〜主体性と多面性〜」と題して「子どもとインターネット利用」全般に関する講話がありました。

 続く第2部は、参加者に「子どもたちのインターネット利用の現状と対応方法」を知っていただくために、講義と携帯電話実機を一人一台使った演習の組み合わせとなり、同じく「子どもネット研」の事務局担当者が講師を務めました。

 子どもとネット利用をテーマにしたものとしては珍しい、実際に携帯電話を手にとって体験していただくワークショップ形式だったこともあり、研修は盛況のうちに終了致しました。

 

主催 東京都教育委員会(教育庁 地域教育支援部 生涯学習課)
協力 子どもたちのインターネット利用について考える研究会 事務局
日時 平成22年2月5日(金) 14:00〜17:00
会場 東京体育館 第二会議室

 

当日の様子

講演当日写真1

 第一部では、「子どもネット研」座長である坂元章教授(お茶の水女子大学 教授)から、小・中・高校生の携帯電話利用率やインターネット利用の前後を比較した調査結果を示しながら、どのような影響が子どもたちにおよぶのかなどの実態解説と、子どもとネット利用について、我々大人はどう考えるべきなのかについての問題提起がありました。

 

講演当日写真2

 第二部では、子どもネット研事務局より、まず、子どもたちがインターネット利用によってトラブルに巻き込まれる原因や、そのようなトラブルから子どもたちを守るために保護者がすべき施策についての説明を行いました。インターネットはさまざまな情報を得る便利な道具である反面、一つ間違えると取り返しがつかなくなる面も持ち合わせていることを理解していただきました。

 

講演当日写真3

 その後、参加者の皆様に、子どもに人気のコミュニティサイトを携帯電話の実機でそれぞれに利用していただきました。今回の参加者の中には、携帯電話ではインターネットを利用したことがないという方や、コミュニティサイトの利用経験がほとんど無いという方もいらっしゃったようですが、事務局スタッフに使い方を熱心に質問するなどしながら、子どもたちの遊び場の実態を真剣に確認されていました。

 

 

 

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