保護者向け講習 秋田県PTA連合会「第36回 秋田県PTA研究大会かづの大会」分科会II 実施レポート

 平成22年10月23日および24日の二日間、第36回秋田県PTA研究大会が、開催されました。

 この大会は、秋田県全県から約500名ものPTA会員や学校関係者が一堂に会し、年に一度開催されるものです。今年度は「こころ豊かにたくましく」〜明日を力強く生き抜く子どもたち〜が、統一テーマとなりました。

 23日午後に設定された分科会の一つでは、「子どもたちのケータイ利用の本当のリスク〜いま、保護者が知っておかなければならないこと〜」と題した、子どもたちのインターネット利用問題が取り上げられました。子どもネット研事務局は、こちらの分科会について講師を担当し、分科会に参加された200名を超えるみなさんに、研究会の研究成果を交えたご説明をさせていただきました。

 

主催 秋田県PTA連合会
主管 かづのPTA連合会
日時 平成22年10月23日(土) 14:00〜16:15(分科会II)
会場 湯瀬ホテル
来場 秋田県内PTA関係者など 約200名

 

当日の様子

講演当日写真1

 当日は、子どもネット研のモデル教材でも中心テーマとしている、「子どもたちのインターネット利用と大人たちのインターネット利用がどのように異なるのか」、また「それによってどのようなトラブルに巻き込まれてしまう危険性があるのか」を中心に、保護者のみなさまへお話しさせていただきました。

 

 分科会の前半では、まず、子どもたちに人気のあるゲームサイトやプロフィールサイト(以下、双方向型サイト)の紹介をさせていただきました。実際に子どもたちが利用しているサイトの中身を、携帯電話の画面を投影してご覧いただきながら、その利用方法や機能の一部などを説明しました。

 

講演当日写真2

 次にそれら双方向型サイトを利用する中で、子どもたちが犯罪被害に巻き込まれる事案が増加している点を、実際の事例の内容などを交えながら説明させていただきました。オンラインでやり取りされる隠語などの実例を示しながら、オンラインでの交流になじみの少ない保護者の方々にも理解いただき易くなるように解説いたしました。

 

講演当日写真3

 後半では、子どもたちがインターネット利用でトラブルに巻き込まれる原因や、年齢や男女別のトラブル傾向などをご説明した上で、そのようなトラブルから子どもたちを守るために保護者が取り組むべき施策の例として、子どもネット研の第二期研究成果である「段階的利用モデル」の提言内容についてご説明させていただきました。

 

講演当日写真4

 最後に、事前アンケートでお寄せいただいた参加者からのご質問について、回答・解説の時間をとり、他の保護者に聞いてみたい事や、子どもネット研での取り組みなど、代表的な質問にその場でお答えいたしました。またその際、子ども専用の携帯電話を持たせているご家庭は分科会参加者の半数以下でしたが、子ども専用のゲーム機を持たせているかどうかについては、会場内の9割近くの方々から、当てはまるとの挙手がありました。

 

 

 

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