子どもネット研、横浜市こども青少年局の「思春期キャラバン事業」に協力

2011.12.14

 

〜学校・家庭・地域連携事業の一環での保護者向けインターネット利用リスク講座を、地域向けに実践〜

 

 「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(座長:お茶の水女子大学 教授 坂元 章、以下「子どもネット研」)は、横浜市こども青少年局の事業である思春期キャラバンの一環として行うネットサポーターを養成する講座に協力し、保護者向けのセミナーコンテンツ開発および講師を担当することをお知らせします。

 

 横浜市こども青少年局では、2010年に子ども・若者育成支援法に基づく「横浜市子ども・若者支援協議会」を設置し、関連施策の提言や支援の仕組みづくりに取り組んでいます。協議会を構成する部会の一つ、「思春期健全育成部会」では、検討テーマの一つとして「携帯・インターネット」を取り上げ、思春期の青少年への具体的な支援のあり方の検討や仕組みづくりにも触れることとしています。

 

 今回のネットサポーターを養成する講座は、同協議会の協力を得て展開中の「思春期キャラバン」(地域における講座の展開)の一環として、「子どもたちの適切なインターネット利用能力の発達には、学校・家庭・地域の連携がきわめて重要」との考え方に基づき、市内三つの地域(中学校)の協力により、地域での子どもたちの適切なインターネット利用を見守るサポーターを養成する目的で行われるものです。

 

 市内三つの地域(中学校区)において、それぞれ三十名から六十名程度を募り、子どもたちのインターネット利用諸問題を正しく理解したネットサポーターを養成するための講座を、一回または複数回(連続講座構成)実施します。各講座は、座学形式に加え、ワークショップ形式でも行われます。将来的にはこのような取り組みを、他の地域にも広げ、学校と各家庭の保護者や地域の大人、関係機関が、子どもたちのインターネット利用の見守りや指導、トラブル発生に協力して対処することも視野に入れています。

 

 子どもネット研では子どもたちの適切なインターネット利用能力習得には、保護者の理解と適切な見守り、指導や環境整備が欠かせないと考え、保護者向けの調査研究や、情報提供に取り組んできました。現在進行中の第三期調査研究活動では「保護者向け教育のあり方」をテーマとしており、今回のセミナーも、「特定モデル地域と連携した、保護者向け啓発活動の実践」一環として、横浜市こども青少年局様の事業趣旨に賛同し協力を行うものです。

 

講座の開催概要

対 象 思春期または小学校高学年の子どもを持つ保護者、地域の関係者
開 催 1) 大鳥中学校・本牧中学校(中区本牧地区)

 2011年11月22日、12月20日、2012年1月10日、3月13日(四回構成)

2) 大綱中学校(港北区)

 2011年11月28日、2012年2月7日(二回構成)

3) 西谷中学校(保土ケ谷区)

 2012年1月23日(一回構成)

主 催 横浜市こども青少年局青少年部青少年育成課および各中学校

※講座詳細や申し込み方法については、各中学校または横浜市こども青少年局までお問い合わせください。

詳 細

 

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