スマホ育児の適切さをスマートフォンで手軽に自己診断できるウェブサイト 「乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック」を公開

~家庭内での使わせ方を振り返り、懸念すべき点の正確な知識や具体的な行動指針を簡単診断~

 

 子どもたちのインターネット利用について考える研究会(座長:お茶の水女子大学 教授 坂元 章、以下「子どもネット研」)は、ウェブサイト「乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック」を本日より当研究会ホームページに公開することをお知らせいたします。

 

 近年、育児の場面においてスマートフォンなどの情報機器やインターネットを活用する保護者が増える一方、乳幼児期からスマートフォンなどを利用することによる心身発達への悪影響が懸念されています。このような状況を受け、子どもネット研では第8期(2016年7月~2017年3月)の研究テーマを「低年齢の子どもとインターネット」とし、2017年3月には「未就学児の情報機器利用 保護者向けセルフチェックリスト(3歳から6歳)」を公開するなど、いち早く保護者向けの情報提供支援に取り組んでまいりました。

 

 この度これに加え、スマートフォンなどで簡単にチェックできるウェブサイト「乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック」を本日公開いたします。本セルフチェックは2017年3月に発表したセルフチェックリスト同様、「機器利用の時間や場面」「情報の内容と保護者の関わり方」「機器の与え方」「保護者自身の知識や使い方」の4領域に分かれており、各領域4問、計16問の質問に答えることで、現時点での各家庭の取り組みの適切さが簡易に自己診断できます。今回、スマートフォンでも見やすいデザインを採用した他、保護者の空き時間や講演の中での利用も想定し、限られた時間内でも確認できるように、従来の解説を重要なポイントに絞り要約いたしました。

 

 本セルフチェックの作成にあたっては、当研究会委員である七海委員が協力した他、2013年より協働している、秋田県教育庁生涯学習課にもご協力いただきました。秋田県では「大人が支える!インターネットセーフティの推進」事業の中で、未就学児のお子さんを持つ保護者や、幼稚園・保育園の先生方へ向け、子どもネット研が提供するセルフチェックリストを活用した講座が行われています。

「乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック」は下記サイトよりご覧ください。

https://www.child-safenet.jp/selfcheck/

 

 

 

 

 

 

 

 

「乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック」について

乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック

https://www.child-safenet.jp/selfcheck/   

 

編集協力(敬称略):

七海 陽(子どもネット研委員)(相模女子大学 学芸学部 子ども教育学科 准教授)

森川 勝栄 (秋田県教育庁生涯学習課 社会教育主事) ※

※秋田県と子どもネット研は、2013年度から「大人が支える!インターネットセーフティ推進事業」について協働。2017度は、本事業に民間側の知見を取り入れるべく、官民連携研修を実施。子どもネット研の事務局を務めるヤフー株式会社に、森川社会教育主事を派遣(2017年10月から3ヶ月間出向)。秋田における社会教育の事例を活かし、子どもネット研の研究活動に中心メンバーとして参画。

 

作成:

子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)

 

参考画像:

左から、セルフチェックトップ画面、チェック画面、チェック後解説(要約版)画面、チェック後解説(詳細版)画面

 

 

 

 

「子どもネット研」について

 子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)は、子どもたちのインターネット利用をより豊かで安心なものにするために、諸課題を調査・研究し、保護者や行政・業界関係者向けに整理された情報を提供するために2008年に設立された専門家会議です。事務局はヤフー株式会社、ネットスター株式会社およびアルプス システム インテグレーション株式会社が担当している他、ピットクルー株式会社が運営に協力しています。 子どもの発達や教育、メディアとの関わりに詳しい学識経験者を中心に、学校関係者や保護者が集まり、これまでに「子どもたちの段階的なインターネット利用デビューのあり方」や「保護者向けの教育啓発のあり方」、「未就学児の情報通信機器との付き合い方」など調査研究し、その結果を関係者に提言しています。またPTAや地方自治体と協力し、安全利用のための教育啓発活動の実践やその効果測定にも取り組んでいます。

 

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